TPP1日だけの先送り

nobu-uruma

2011年11月10日 23:41

 TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)の交渉参加問題をめぐり、野田首相は10日(今日)の夕方、記者会見を開き、交渉参加を表面する予定であったが、民主党内の交渉参加反対派、慎重派の国会決議を要求する動きなど、ぎりぎりの強い抵抗が続き1日だけの先送りになった。

 野田首相は、日本の経済成長や、産業空洞化対策のために必要であることなどを理由に、TPPの交渉参加を表明する方針。その一方で、野田首相は、国内の反対論を十分認識したうえで交渉に臨むことや、交渉を通じて、日本として守るべきものは守るとの姿勢も強調し、農家の強化策にも言及して理解を求める方針である。

 先日3日には沖縄選出・出身国会議員8名は連名で「TPP交渉参加に反対する緊急声明」を発表し、9日には斎藤内閣官房副長官に交渉参加反対の申し入れを行った。

 

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