2010年03月28日
エメラルドグリーンの与勝海上沖

計画案として浮上している場所は、私が生まれた大好きな平安座島の東海岸からナンザ岩方向の地平線がそびえ立つニライカナイの神様が住んでいるエメラルドグリーンの神秘の海域である。その海域は日本一を誇る沖縄モズク養殖が盛んな漁場である。
平安座自治会では、新年の元日の朝を迎えると区民はじめ、郷友の皆さんも東海岸沿いに集合して東の地平線に向かって列を整え地平線の遥か向こうから上がってくる初日の出 「初ティーダ拝み」をするのが恒例行事である。
来る、旧暦の3月3日(4月16日)から旧暦3月5日までの3日間、3月節句(サングァチャー)が盛大に行われる。
3日目の最後の日は、「チナアギモ―イ」が行われる。チナアギモーイは自治会で生年会を中心に仮想行列の準備を整え
中ヌ道(平安座大道り)に漁協組合、青年会、学校生徒、各種団体、企業関係者等が一同に集合し、音楽に合わせて皆が踊り、チナアギモーイのカニー(気運)を付ける。
平安座大道りを仮装行列で行進し、区民の声援に応え踊りを披露しながら一路「ナンザ岩」に向かう。
その日は、一年の中でも潮が干潮する時期で、深いところでも人間の膝くらいの潮高さで、ナンザ岩まで渡り歩くのに、苦にはならない。
皆で、ナンザ岩に登り、最も東のナンザ岩の上から「普天間飛行場の与勝海上沖の基地建設計画(案)になっている場所」地平線に向かいニライカナイの神様に「島の繁栄、区民の健康、大漁豊祝」を祈願する。平安座の先人達は過って、魚で生計を立てた歴史を持ち沖縄県下でも海邦を誇ってきた島である。平安座島の三大行事として長い歴史の中で続けてきたナンザモ―イ、を汚してしまう与勝海上沖への新基地建設計画(案)には体を張って阻止していく考えである。
Posted by nobu-uruma at 20:18│Comments(0)
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