2010年03月20日
「沖縄案」口実に

県内2紙で紹介の通り、昨日のうるま市議会最終日に米軍普天間飛行場の勝連沖への移設に反対する意見書を全会一致で可決した。
移設反対の意見書では「勝連沖周辺海域は、市特産品のモズク養殖が盛んな地域で県内1位の水揚げを誇る。本市にはホワイトビーチなどの米軍基地が存在し、これ以上の新基地建設は断じて許されない」とした。退席した3人のコメントに市民から「口実」で真意は何かと聞かれた。
佐藤優氏のウチナー評論を読んで「口実に」の内容記事が掲載。実効性がないにも関わらず、官僚はこれらの案を歓迎している。なぜなら、キャンプ・シュワブ陸上案は沖縄選出の衆院議員が提案しているものだし、勝連沖案はそもそも沖縄の実業家が提案したものだからだ。沖縄の内外から、普天間飛行場の移設案が出ていることを官僚は最大限に活用し「こういう案も沖縄にある。県外意見が沖縄の総意ではない」という流れをつくりだそうとする謀略だ。向こう1カ月くらいの間に県内移設で鳩山由紀夫総理を包囲する流れが出来てしまう。事態は危機的だ。
うるま市でも「県外意見がうるま市民の総意ではない」という流れをつくりだそうとする謀略的な考えを持った人間を警戒しないとならない。「安心・安全なまちづくり」、「市民の生命・身体・財産を守る」ことが市長、議員の最大の使命であることを忘れてはならない。
Posted by nobu-uruma at 21:04│Comments(0)
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