2010年01月17日
伊計小中学校存続総決起大会

事務局側からの参加者人数が270名の参加と発表され、報告と合わせ、お礼の挨拶がされた。学校存続総決起大会に先駆け、参加者全員による校歌が斉唱された。学校の歴史、同窓の深い絆、島の団結を誓い、会場に参加した皆さんが、一つとなり断じて、学校統合を認めない固い決意をこめて、伊計島中に響きこだまする勢いで声高らかに歌った。
開会の挨拶で大会が始まり、主催者を代表して伊計小中学校存続協議会の上田清会長が歴史ある我が伊計小中学校を島の住民、郷友会、島しょ地域の皆さんと連携しながら力を合わせ、学校統合をさせないよう頑張っていきましょうと檄を飛ばした。続いて、児童代表、生徒代表、父母代表、老人代表、同窓会代表、旧職員代表、地域代表、宣言文決議表明、ガンバロウ三唱、そして閉会の挨拶で大会を終了した。
近隣地域から5人の市議会議員が参加した。私は、協議会会長の上田清会長から電話で、大会参加へのお願いを事前に受けていたので参加した。上田会長と私は、母校を島しょ地域に持ちながら、通学区域の近い与那城小学校に子供たちを通学させた。今回の学校統廃合の要因が複式学級の解消からだとすると、統廃合に反対する立場に矛盾を感じてしまう。自分の子供たちは、良い学校(適正規模の学校)に通わせて、今さら統廃合に反対する立場になれるかねと揶揄される言葉が飛んできそうである。事実、反対大会で拳を突き上げている皆さんの中に、島しょ地域を母校に持ちながら、子供や孫が与那城小学校、与勝中学似通っているお子さんも少なくない。複式学級の解消に努力や協力できる覚悟を持ち合わせているだろうか。単に拳を突き上げるだけのパフォーマンスであれば、母校や地域住民に対して失礼なことであり、欺く結果としか考えられないという地元の声もないわけではない。私自身も自問自答している。
伊計島からの帰りに、桃原のT先輩の自宅にお邪魔し、学校統廃合について意見交換した。しばらくして、桃原小学校のPTA、保護者の方も大会からの帰りだと先輩宅に寄ってきた。桃原島に移り住んでから2年になるkさんも一緒で、しばらく統廃合についての考え方を意見交換した。彼らの考え方は、一貫して、複式学級のどこにデメリットがあるのか、複式学級の現場には教育的原点があり、メリットはあってもデメリットはないと強調する。デメリットは行政側の都合で作られたものだと言い切る。
「教育は百年の大計」だとすれば、教育委員会や行政当局は、学校統廃合問題について、住民に対して、もっと丁寧に時間をかけて、理解と協力を得る必要があるだろう。百年余の歴史ある学校を廃校にすることは、簡単にはいかないだろう。教育行政の進め方に拙速すぎると批判されても、仕方のないことをしている、議会に対しても、去る、12月議会終了後の議員全員協議会で、学校適正配置の前期実施計画、後期実施計画の説明、報告を受けて初めて知らされ、内容についても踏み込み過ぎてびっくりしたのが正直な気持であった。
桃原小学校の皆さんからは、学校統廃合反対委員の顧問団にお願いされたが、私の立場は、広く多くの考え方を市民の皆様からお聞きをして、又、教育委員会はじめこれまでの教育関係者の皆さんと直にお会いし考え方をお聞きしたいと思っています。
Posted by nobu-uruma at 22:01│Comments(1)
│携帯から
この記事へのコメント
Kの川上です。
私の一環とした答えは現場を見て欲しいと言うことです。
複式学級と言っても地域によってメリットもデメリットもあります。
しかしそれは複式学級だけに限りません。教育全てがメリットデメリットがあるのです。
だからこそ教育は現場を見ることが重要で現場で考えなければいけないと私は思います。
教師、保護者、地域、生徒、全てを見てそこの教育は素晴らしいか判断すべきだと思います。
実際、適正学級のうるま市の中学校は去年ひどい事件を起こしています。
適正か適正でないかでは無く、現場の教育実情を見てから判断するのであるのならば、大きな反対運動も起こらないと私は思います。
一生懸命島の学校を探し当て、やっと子供が平穏な生活を送っている家族もあるのです。
その生徒を見捨てるのも仕方が無いと言う理由の教育なのでしょうか?
学校の統廃合に関する権力を持っている方にはその権力を行使する前に現地に行って、保護者、教師、地域、生徒、全てを見てきて欲しいと願っています。
私の一環とした答えは現場を見て欲しいと言うことです。
複式学級と言っても地域によってメリットもデメリットもあります。
しかしそれは複式学級だけに限りません。教育全てがメリットデメリットがあるのです。
だからこそ教育は現場を見ることが重要で現場で考えなければいけないと私は思います。
教師、保護者、地域、生徒、全てを見てそこの教育は素晴らしいか判断すべきだと思います。
実際、適正学級のうるま市の中学校は去年ひどい事件を起こしています。
適正か適正でないかでは無く、現場の教育実情を見てから判断するのであるのならば、大きな反対運動も起こらないと私は思います。
一生懸命島の学校を探し当て、やっと子供が平穏な生活を送っている家族もあるのです。
その生徒を見捨てるのも仕方が無いと言う理由の教育なのでしょうか?
学校の統廃合に関する権力を持っている方にはその権力を行使する前に現地に行って、保護者、教師、地域、生徒、全てを見てきて欲しいと願っています。
Posted by 川上 at 2010年01月22日 22:28